ファンブルグ寄席 第６席

今夜から８夜連続でお付き合いのほど、よろしくお願いします。m(_ _)m


春は花なんて申しますが、春の話題といえばやはりお花見ですね。


都内の桜はすっかり葉桜になってしまいましたが、コンチェの世界ではまだ、花見の真っ盛りでございます。
コンチェの桜の名所といえば、やっぱり一番はリセリア城の中庭ですね。というか、ここしかありませんが･･･

いつもお花見のパーティで盛り上がっています。花見＝中庭というくらい定番です。他にも桜あればいいのにと思うんですがねぇ・・・

例えば西地区にも桜があれば、ここの見所は水とのコントラストですよね・・・。お池の青に、桜のピンクが映えて趣がでるんじゃないでしょうか･･･。

南地区には、ひと気の少ない公園なんかもありますから、カップルのデートスポットなんかにライトアップされた桜なんかあるといいですよね。夜桜を見に来たつもりが、なんか熱々のカップルがたくさんいて、あちらこちらでハートが上がっていたりすると、思わず赤くなって駆け抜けたりしてしまいそうですが・・・。

運営さん、ぜひ、桜をあちこちに植えてくださいな。＾＾

とかく、花見時分になってまいりますと、人の心持ちもウキウキして参りまして．．．

 

 

「なあ・・・」






 

「ああ・・・？」







 

「俺たちさぁ、ここでなにしてるのかなぁ・・・」
 

「なにって、おめぇ、そりゃあ、花見の場所とりに決まってんだろ・・・」






 

「なんでまた、こんな一等地の目立つところで・・・」





 

「何でもうちの親方が、他のギルドから、「おめぇのところは貧乏ギルドだから、花見なんぞできっこねぇ」とからかわれたらしくてよ、「んなぁこたぁねぇ！うちらだって花見くらいやるんでぇ！！」と啖呵きっちまったから、目立つところでやるんだってよ・・・」
 

「はぁ・・・・なんてはた迷惑な・・・」






 

「まあ、いいじゃねぇか・・・こうしてお勤めしなくても、手当てがもらえるし、親方が、『待ってる間にこれでもやっとけ』って・・・」
 

「















































「おっと、いいもんあるじゃねぇか、やっぱ、花見といえば酒だよなぁ・・・」
 

「あ、おめえ短気だから、怒り出す前に言っておくけど、それ、酒のように見えてもそうじゃねえから・・・」
 

「何言ってやんでぇ・・・どうみたって酒だろう？」






 

「いや、「お酒」じゃなくて『お茶け』・・・」
 

「な、なんだぁ・・・？？？」







 

「番茶を煮出して水で割って薄めたんだとさ、たしかに遠くから見りゃあ酒に見えるやな・・・」
 

「ちっ、しゃあねぇな・・・じゃあ、そっちのつまみでも・・・おっと、ごうせいじゃねぇか！卵焼きにネギま串ときた・・・」
 

「おいおい、馬鹿を云っちゃぁいけねぇ。あの親方が、本物を用意するわけがねぇ。それに本物を買うくらいなら、五合でも酒を買うじゃぁねぇか」






 

「それもそうか・・・いったいこれは、なんで？」






 

「卵焼きはたくあんだな・・・ネギま串はただのゴブ葱を炙ったものだ。」







 

「なんだか間抜けだねぇ・・・おやっ、そこにあるのは焼きそばじゃねぇか？」
 

「あぶねぇ！それに触っちゃいけないよっ！それは、大きな声じゃ言えないが○○○がこさえた・・・」






 

「よせやい！なんで、そんな危険ものを持ってくんだよっ！あわや、食っちまうところだったじゃねぇか・・・」








 

「これを置いておくとやぶ蚊に刺されないんだよ。いいから、さ、いっぺぇやんな・・・」
 

「おいらぁ、いいよ、おまえこそ、遠慮せずにやっておくれ」







 

「ゆんべから、手洗いがちけぇから、あんまり湯や茶はやりたくねぇんだよなぁ・・・」
 

 

「そいじゃ、手酌ということにして・・・おやっ、近々、うちのギルドにいいことがあるぜ、きっと．．．」
 

「ほぅ、嬉しいねぇ。そんなことがわかるかい？ 」






 

「わかるともよ」







 

「どうして？ 」
 

「茶碗の中を覗いてみねぇ。酒柱が立ってるじゃねぇか。」



































お後がよろしいようで・・・