ファンブルグ寄席 第10席

記念すべき10席目です。＾＾

八夜連続の折り返しも過ぎました。

頑張って、続けるですよ～。

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さて、今夜は、これまでと趣向を変えて、「三題噺」でご機嫌を伺わせて頂きます。


「三題噺」とは、以前から何度もお話ししてますが、3つの無関係な言葉を繋いでひとつの噺をつくるというもので、むか～し、「ざこば・鶴瓶らくごのご」という番組でやっていました。（知ってる人いるかな・・・＾＾；）

昔はこれを寄席で即興でやっていたそうです。真打クラスの技量でないと、到底できないと言われていますが、演技力だけではなく構成力も問われますので、本当にしょうですよねぇ・・・＾＾；


それには遠～～～く及びませんが、座興ということで、ご勘弁を・・・m(_ _)m






今回、お題として採用させていただいたのは、フィーアの中の人こと小梅さんからいただいたお題

「ねこ」　「金だらい」　「骨付き肉」


です。


はてさて、どうなりますことやら・・・＾＾；

春眠暁を覚えずなんて申しますが、この時期は本当に布団から出るのが億劫になりますね。


私の場合、なにせ、二人分のお弁当をこしらえなければならないので、６時前には起きなきゃいけないのですが、ふと、気がつくと長い針がてっぺんを過ぎて右に大きく傾きかかっていたり・・・＾＾；

 

慌てて仕度をするせいでとんでもないミスをやらかしちゃうんですねぇ・・・orz

 

先日も、お握りにアジシオを振ったの忘れてふりかけをかけて、とんでもなく塩辛いお握りを作っちゃったり・・・。（実話です＾＾；）

 

どうしたら、すっきり目覚められるでしょうかねぇ？

 

 

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おなじみ、落語の世界でも春眠どころかいつまでたっても目が覚めない人たちがおりまして・・・
 

 

「最近、朝起きられないんですよ。」





 

「目覚まし、かけてないんですか？」

「普通の目覚ましだと自分で止めてしまってるみたいですね。」

「なるほど・・・。」

「何か、すっきり目が覚める方法はないもんですかねぇ・・・」










「○ラ子さんに起こして貰えば？」

「ああ、あの方自身が朝は遅い方ですし、寝起きは低血圧で危険度１２０％増しなんですよ。」

「ふむふむ」

「なにか、こう、画期的な目覚まし時計があればいいんですけどね。」

「あ、それじゃあ、こういうのはどうでしょう？」

「ふむ？」

「ベッドの上に金だらいを吊るして、その紐を左手に結わえておいて、目覚ましを止めようとこう手を伸ばすと、紐が切れて上から金だらいが落ちてくる・・・」

「う～ん、寝相が悪いので、夜中に寝返りを打って紐を切ってしまいそうですね～。」

「そっか～、いいアイデアだと思ったんだけどなぁ・・・あっ、じゃあこういうのはどうです。ベッドの上に金だらいを吊るして・・・」

「また金だらいですか？」









「その中にホースをひっぱって水がポタポタ落ちるようにしておくんです。で、水の量を調節して、朝になるとあふれた水が顔にかかって目が覚めるという・・・」








（姐御、まったく聞いてませんね・・・）

「それ以前に、水滴の落ちる音が耳について眠れないような気がしますが・・・。」

「ん～～、じゃあ金だらいに塩コショウが落ちる仕掛けを作って、時間になると塩コショウがあふれて、くしゃみで目が覚めるというのは・・・？
これなら音がしないからぐっすり眠れますよ？」

「ですから、いい加減、金だらいから離れましょうよ・・・どうせなら、もっと、こう、なんていうか『ほんわかしたもの』で起こして欲しいものです。」

「『本沸かしたもの』？熱湯系は危ないですよ？」

「いや、そこは無理にボケなくていいですから・・・。
たとえば、ほら、よくあるでしょ？猫を飼ってる人のとこだと、飼い猫がベッドにやってきて、顔をぺちぺちと叩いて起こしに来るとか・・・」

「ほほ～～」

「ぷにぷにとした肉球で起こされるなんていいじゃないですか？」

「知りませんでした・・・肉球フェチだったんですね・・・
　あっ、まさかと思いますが、お嬢にそんなことさせてないでしょうね？」

「いや、これはものの例えで・・・。そんなことした日には、ファンブルグ歩けなくなるからしてませんよ。」

「じゃあ、肉がお好きなんですかぁ？」

「・・・なんか、まだ誤解してるようですね」

「・・・うん！わかりました。」










「何をわかったのか不安ですが・・・・」


















さっそく準備しなきゃ・・・。ちょっと岩守りの山に行ってきますね。

「ほむ？岩守りの山へ？何しに行くんですか？」

「岩守りの山で、スカーレットベアを倒して『骨付き肉』をたくさん集めて・・・」

「『骨付き肉』を？いったいどうするんですか？」

「金だらいに入れてベッドの上に吊るします。」

「もう、いいです・・・。」












注）この噺はフィクションであり、登場する人物、組織、団体名、研究所長は架空のものです。