忍者ブログ
MMORPGコンチェルトゲートフォルテのプレイ日記
[80]  [65]  [61]  [60]  [53]  [50]  [48]  [49]  [47
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ブログ開設一周年なのに、何もせずに終わってしまうのもなんなので
「落語家(?)」らしく、お目出度い噺を一席おうかがいしようかと思います。



「情けはひとのためならず」と申しますね。

「なまじ情けをかけることは人のためよくない」なんてまちがった意味で
使われることもあるようですが、本来の意味は「情けは人のためではなく、
めぐり巡って自分のためである」というのが正しいんですね。

人を思いやる心くらい美しいものはないんじゃないでしょうか?



G01.jpg












「う~~ん」


「どうしたのさ、さっきから唸ってばっかりいるけど・・・」


「実はね、前から欲しかったオシャレが売りに出ているんだけどさぁ」


「うんうん」


「値段がね・・・」


「うん」

「1Mもするのよ~」

「さあ、ゆかりこ、そろそろ、お仕事に行こうか~」


「(こくこく)」


「ちょっと~~!なんでスルーするのよ!」


「お姉ちゃん、そこにお座りなさい」


「座っているわよ」


「うちのどこにそんなお金があるとお思い?」


「ん~~~」


「最近は王様コイン集めるために、証を換金してくれない
でしょ?
その分、うちの家計はゆかりこの狩猟での収入に
依存しているってこと理解してる?」


「うん・・・」

「それにさ、言いたくないけど、レベルが上がったおかげで、
お姉ちゃんのお弁当代とか薬代、病院代に装備の修理代が
嵩んで・・・、もう、生活していくだけでやっとなのよ?」


「む~~~」


「わかったら、お姉ちゃんもしっかり稼いできてね!今日は、
協会から『変容する世界』のガイドの依頼が来ていたから
遅れないで行くのよ~」


「・・・は~い・・・」




その日はぶつぶつ言いながらもしっかりと仕事をこなし、
帰ってきたYukarikoでしたが、横になるとどうしても
そのオシャレのことが気になってしまいます。


思いを振り切るかのように布団にもぐってしばらくすると、
どこからともなく自分を呼ぶ声が聞こえてきました。


G05.jpg











「Yukarikoシャン、Yukarikoシャン・・・」

「ん、だぁれ?」

「Yukarikoシャンハ、ソンナニ、アノおしゃれガホシイデシュカ?」


「ん~~、そうねぇ~~、ず~~っと前から欲しかったからねぇ・・・」


「ソウデシュカ・・・」


「で、あなたは誰なの?」


「ワタチハ、Yukarikoシャンノとろめーあデシュ」


「雪子姫?」


「ソウデシュ、アタチハ、イママデ、Yukarikoシャンニ、オセワニ
ナッテキタカラ、イツカ、オンガエシガ、シタイトオモッテマチタ・・・」


「なに言ってるのよ~~、クエストとかでお世話になっている
のはこっちの方でしょ?」


「アタチハ、イチドダケ、キシェキヲ、オコスコトガデキマチュ」


「(聞いてないわね・・・)」


「キシェキノチカラデ、ネガイヲカナエテアゲマシュ」


「そ、そう・・・?それは嬉しいけど・・・」


「アシタ、メガサメタトキニ、キシェキハ、オコッテイルデチョウ・・・」


「ちょっと!待ちなさい!そんなことしなくてもいいから・・・」


Yukarikoは、そのまま気を失うように眠りに落ちていきました。




あくる朝、起きてみると、枕元に金貨と手紙がおいてありました。

手紙にはたどたどしい文字で「コレデ、おしゃれヲカッテクダシャイ」と
書かれていました。


「やだ・・・本当にお金が・・・、ちょっと、雪子姫、雪子姫~~」

いつもなら「ぽひゅん」というちょっと間の抜けた音とともに登場する
のに、今日は現れません。


ペット枠を開いてみても、そこに雪子姫の姿はありません。


「あのおバカ~~~」




G04.jpg







慌てて、街中駆け回って雪子姫を探しますが、誰も姿を見かけた
ものはありませんでした。



G03.jpg







ファンブルグの伝説方面に詳しい長老に聞いてみると、長らく
主人と生活をともにしたペットのうちの幾匹かは、一度だけ
その身と引き換えに願いをかなえることが出来る。
それを「奇跡」と呼ぶ人もいるとのこと・・・。


どうやら、あのやり取りは夢ではなかった様子です。




ともあれ、雪子姫を探さなきゃと、一日中走り回り、いい加減
へとへとになって歩いていると、目の前の橋の上に、今にも
身を投げそうな若い娘がひとり・・・。

H05.jpg










「ちょっと~~、待ちなさいよっ、危ないじゃないの!」


「助けると思ってその手を放してください」


「欄干から手を離しなさい!好きな人に振られたくらいで
死んじゃダメ!」

「そんな事じゃありません!」



H06.jpg








「私たちは姉妹で武器の商いをやっているんです。
さっき、お客様から集金したお金を、この橋の上で掏り取ら
れてしまったのです・・・。
お姉様には弁解のしようがありません」


「死んだってお金は戻らないでしょっ!一生懸命働いて
返しゃあいいじゃない」


「・・・分かりました」


「ほら行くわよ~」

「・・・あんな大金、働いて返せるような金額じゃ
ありません・・・
お願いです、離して~~」

H07.jpg

 








「コラ~~~!待て~~!飛び込むな~~! 」

「後生ですから、離してください、死なせてください・・・」

「わかってないじゃん!
もう・・・あなたは死ぬ事以外に考えられないの。」


娘はすすり泣くだけで顔を上げません。


「あ~あ・・・私ってお金には縁がないのかな~。
・・・ほらこれ上げるから持っていきなよ!」

「!そんな大金もらえません!!」


「私だって上げたくはないわよ!!
でもさ、お金なかったら、あんた死ぬつもりなんでしょ?
雪子姫は死んじゃいないんだ・・・。不思議そうな顔しないでよ。
こんな私が大金持っているのが不思議?
このお金は、私とず~~~っと連れ添ったペットが自分の身と
引き換えに作ってくれたお金なんだ・・・。
おバカな子でさぁ・・・
勝手に人の気持ち想像して・・・。
あんたに上げるから、何かの折には、 あんたも雪子姫のために
手を合わせてやってよ・・・。」



そういうと、ぶつけるようにお金を投げつけて走っていきました。


H08.jpg









娘はその後ろ姿に手を合わせて、
「このご恩は一生忘れません」
とつぶやきました。


(後半に続く)


拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
無題
かわいそう過ぎるから早く後半プリーズ!
らふぃーる 2009/12/05(Sat)19:37:57 編集
Re:無題
いつもコメントありがとう。

後半もアップさせて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?

【2009/12/06 15:21】
無題
見た
今までで一番いい話だったかも!
感動しちゃったよ~
らふぃーる 2009/12/07(Mon)19:00:41 編集
Re:無題
どうもありがとう。

これからも、みんなに楽しんでいただけるような噺を考えていくつもりです。

応援、よろしくね♪

【2009/12/09 23:09】
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
07 2017/08 09
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
お知らせ
コンチェルトゲートフォルテを舞台にした2次創作サイト


「開運!ヒヨコ神社」


絶賛公開中です。
プロフィール
HN:
Yukariko
性別:
非公開
職業:
落語家勇者(外見は魔術師)
趣味:
最近は宝箱開けかな?
自己紹介:
通称:姐御

勇者候補として召喚されてから丸2年たちました。
未だに勇者としては「半チク」だけどいいもんね♪
モットーは「毎日楽しく遊べればそれでよし」
落語家勇者は今日も行く!
最新コメント
[10/14 キャヴェ]
[09/18 ふぃーあ]
[09/15 ωぽん]
[09/10 らふぃーる]
[07/13 みぃ]
著作権
cgf_120_240_a.jpg














Published by Gamepot Inc. © 2007-2010 SQUARE ENIX CO., LTD All Rights Reserved.当コンテンツの再利用(再転載、再配布等)は禁止されております。
♪♪ シ○イさん時計 ♪♪


作者はぺんぎんさんです♪
カウンター
最新トラックバック
バーコード
ブログ内検索
忍者ブログ [PR]