MMORPGコンチェルトゲートフォルテのプレイ日記
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いよいよ最終日になりましたね。
最後は、完走を記念して、何かおめでたいお噺を・・・と思ったんですが、そこは斜め45度傾いているYukarikoさんですから、当たり前の噺じゃ面白くないw
「真打興行」の最終日でもありますので、大ネタを仕掛けてみますw
元ネタは小梅さんとお話している時に話題になったものですが、落げは敢えてオーソドックスなものから変えてみました。
強いて言うなら、「鶴瓶版」のアレンジといったところでしょうか・・・。
通算第12夜目は、Yukariko版「死神」です。
最後は、完走を記念して、何かおめでたいお噺を・・・と思ったんですが、そこは斜め45度傾いているYukarikoさんですから、当たり前の噺じゃ面白くないw
「真打興行」の最終日でもありますので、大ネタを仕掛けてみますw
元ネタは小梅さんとお話している時に話題になったものですが、落げは敢えてオーソドックスなものから変えてみました。
強いて言うなら、「鶴瓶版」のアレンジといったところでしょうか・・・。
通算第12夜目は、Yukariko版「死神」です。
なにをやっても失敗続きでお金が貯まらず、ほとほと厭になった男がひとり、滝つぼを眺めていました。
「あ~あ、ここに飛び込んだら、ラクになれるのかなぁ・・・」
靴を脱いで、今にも飛び込もうと思ったときに、
「お待ちなさい・・・」
後ろから可愛い声で呼び止める者が現れました。
驚いて振り返ると、木陰からスッと現れたのが、黒尽くめの少女。
「な、なんだっ、きみは!」
「私は死神です」
「ひぃぃぃぃぃ」
慌てて逃げようとすると、死神は手招きして、
「恐がらなくてもいいんですよ。あなたに相談があってやってきたんです。」
と言います。
「あなたはまだ寿命があるんだから、どんなに死のうとしても死ねないのですね。苦しい思いをするだけだから止めた方がいいですよ?」
「く、くそぅ、死ぬことすらできないのかよ・・・」
「あなたは、お金が欲しいだけなんでしょ?それなら、死ぬより儲かる商売をやってみてはいかがです。商売といっても別に元ではかかりません。医者をやってみませんか?」
「そんなこと言ったって、脈の取り方だってわかんないし・・・」
「脈を取る必要なんかありませんよ。」
「?」
「長わずらいをしている患者には、必ず、足元か枕元に私がついています。
私が足元にいる時は手を二つ打って、『テケレッツノパ』と唱えれば私は出て行かなくてなりません。そうすると病人は必ず助かります。」
「お、おう・・・」
「ただし、私が枕元にいる時は、もう寿命が尽きているので助かりません、いいですね?」
「わ、わかった・・・確かにそれを知っていれば百発百中、名医の評判疑いなしだな!」
「わかっていただけましたね、それではよろしく頼みますよ」
そういうと死神はにこっと笑って、すっと消えてしまいました。
半信半疑で家に帰り、ダメでもともとと、医者の看板を出したら、間もなく長患いの娘を持つ家から使いが来ました。
「娘が大病で明日をも知れないので、ぜひ先生に御診断を・・・」
と涙ながらに頼まれました。
娘の家に行ってみると病人の足元に死神が立っています。
「しめた!」
男は、死神に向かって
「テケレッツノパ」
と、教えられた通りに呪文を唱えると
約束通り、死神はいなくなり、娘ははケロりと全快してしまいました。
こうして、男は、娘の親からたんまりとお礼をせしめることができたのでした。
この話が評判を呼び、「神のような名医」というので往診依頼が殺到し、男はたちまち大金持ちになってしまいました。
それから、何ヶ月もたったある日のこと。
別の娘の親からの頼みで出かけてみると、
死神は枕元に立っています。
「残念ながらお嬢さんは助かりません」
と因果を含めようとしましたが、
先方は諦めず
「助けていただければ娘を差し上げますっ」
それを聞いて改めて娘を見てみると、確かに病で臥していなければそれなりに可愛い娘です。
男は欲に目がくらみ、一計を案じました。
死神が居眠りしているすきに娘の身体ををくるりと反回転させて、
『テケレッツノパ』
と呪文を唱えると
死神は男を凝視していましたが、やがてふっと消えてしまい、死にそうだった娘は生き返りました。
娘の親は、感謝して、男を婿に迎えると大騒ぎです。
「いずれ婿に入るにしても、まだ自分の家もあるので・・・」と男が娘の家をでると、
死神が現れました。
「よくも、やってくれましたね・・・」
「わりぃ、わりぃ、娘を嫁にくれるっていうから、ついね・・・今度、埋め合わせすっからさ・・・」
「埋め合わせですか・・・ふっ・・・そうですね、では、あなたに埋め合わせしていただきましょう・・・」
死神が手を掴むと、あたりは漆黒の闇に包まれ、気がつくと目の前に1本のローソクがありました。
「これは、人の寿命をあらわすローソクです。この火が消えるとそこに書かれた名前の方の寿命が尽きることになっています・・・」
死神は一本のローソクを示しました。そこには、先ほど命を救ってやった娘の名前が書いてあります。
「ごらんなさい、こちらのローソクは消えかかっていたんですが、無理やり火を移されたので、燃え盛っています。当分消えることはなさそう・・・
よかったですね」
死神はもう一本の今に消えそうなローソクを指差しました。
「さあ、これがあなたのローソクです。火を移したおかげで、消えかかっていますよ?」
「な、なんだって??オレ死ぬっていうの???」
「一度だけ、チャンスをあげましょう・・・このローソクが消える前に他のローソクに名前を書いて、うまく火をつなげれば寿命が延びる事になります。」
「そ、そんな・・・」
「ほら、急いで火を移さないと、あなた、消えちゃいますよ?」
慌ててつなごうとしますが、震えて手が合いません。
「ほら、消える……、ふふっ、消える、消える・・・」
「くそぉ・・・」
男は必死に火を移して
「ど、どうだ!み、見やがれっ!火は、移ったぞ!!」
ローソクを差し出すと、死神は顔を近づけて
「あらあら、本当にやってしまいましたね、そんなに生きたいですか?」
というと、
ふ~っと、火を吹き消しました。
ドタッ!
「お生憎様・・・、わたしはそこまでお人よしじゃないんですよ・・・」
Special Thanks 水無灯里さん!! あなたがいなければ、この噺はできませんでした m(_ _)m
「あ~あ、ここに飛び込んだら、ラクになれるのかなぁ・・・」
靴を脱いで、今にも飛び込もうと思ったときに、
「お待ちなさい・・・」
後ろから可愛い声で呼び止める者が現れました。
驚いて振り返ると、木陰からスッと現れたのが、黒尽くめの少女。
「な、なんだっ、きみは!」
「私は死神です」
「ひぃぃぃぃぃ」
慌てて逃げようとすると、死神は手招きして、
「恐がらなくてもいいんですよ。あなたに相談があってやってきたんです。」
と言います。
「あなたはまだ寿命があるんだから、どんなに死のうとしても死ねないのですね。苦しい思いをするだけだから止めた方がいいですよ?」
「く、くそぅ、死ぬことすらできないのかよ・・・」
「あなたは、お金が欲しいだけなんでしょ?それなら、死ぬより儲かる商売をやってみてはいかがです。商売といっても別に元ではかかりません。医者をやってみませんか?」
「そんなこと言ったって、脈の取り方だってわかんないし・・・」
「脈を取る必要なんかありませんよ。」
「?」
「長わずらいをしている患者には、必ず、足元か枕元に私がついています。
私が足元にいる時は手を二つ打って、『テケレッツノパ』と唱えれば私は出て行かなくてなりません。そうすると病人は必ず助かります。」
「お、おう・・・」
「ただし、私が枕元にいる時は、もう寿命が尽きているので助かりません、いいですね?」
「わ、わかった・・・確かにそれを知っていれば百発百中、名医の評判疑いなしだな!」
「わかっていただけましたね、それではよろしく頼みますよ」
そういうと死神はにこっと笑って、すっと消えてしまいました。
半信半疑で家に帰り、ダメでもともとと、医者の看板を出したら、間もなく長患いの娘を持つ家から使いが来ました。
「娘が大病で明日をも知れないので、ぜひ先生に御診断を・・・」
と涙ながらに頼まれました。
娘の家に行ってみると病人の足元に死神が立っています。
「しめた!」
男は、死神に向かって
「テケレッツノパ」
と、教えられた通りに呪文を唱えると
約束通り、死神はいなくなり、娘ははケロりと全快してしまいました。
こうして、男は、娘の親からたんまりとお礼をせしめることができたのでした。
この話が評判を呼び、「神のような名医」というので往診依頼が殺到し、男はたちまち大金持ちになってしまいました。
それから、何ヶ月もたったある日のこと。
別の娘の親からの頼みで出かけてみると、
死神は枕元に立っています。
「残念ながらお嬢さんは助かりません」
と因果を含めようとしましたが、
先方は諦めず
「助けていただければ娘を差し上げますっ」
それを聞いて改めて娘を見てみると、確かに病で臥していなければそれなりに可愛い娘です。
男は欲に目がくらみ、一計を案じました。
死神が居眠りしているすきに娘の身体ををくるりと反回転させて、
『テケレッツノパ』
と呪文を唱えると
死神は男を凝視していましたが、やがてふっと消えてしまい、死にそうだった娘は生き返りました。
娘の親は、感謝して、男を婿に迎えると大騒ぎです。
「いずれ婿に入るにしても、まだ自分の家もあるので・・・」と男が娘の家をでると、
死神が現れました。
「よくも、やってくれましたね・・・」
「わりぃ、わりぃ、娘を嫁にくれるっていうから、ついね・・・今度、埋め合わせすっからさ・・・」
「埋め合わせですか・・・ふっ・・・そうですね、では、あなたに埋め合わせしていただきましょう・・・」
死神が手を掴むと、あたりは漆黒の闇に包まれ、気がつくと目の前に1本のローソクがありました。
「これは、人の寿命をあらわすローソクです。この火が消えるとそこに書かれた名前の方の寿命が尽きることになっています・・・」
死神は一本のローソクを示しました。そこには、先ほど命を救ってやった娘の名前が書いてあります。
「ごらんなさい、こちらのローソクは消えかかっていたんですが、無理やり火を移されたので、燃え盛っています。当分消えることはなさそう・・・
よかったですね」
死神はもう一本の今に消えそうなローソクを指差しました。
「さあ、これがあなたのローソクです。火を移したおかげで、消えかかっていますよ?」
「な、なんだって??オレ死ぬっていうの???」
「一度だけ、チャンスをあげましょう・・・このローソクが消える前に他のローソクに名前を書いて、うまく火をつなげれば寿命が延びる事になります。」
「そ、そんな・・・」
「ほら、急いで火を移さないと、あなた、消えちゃいますよ?」
慌ててつなごうとしますが、震えて手が合いません。
「ほら、消える……、ふふっ、消える、消える・・・」
「くそぉ・・・」
男は必死に火を移して
「ど、どうだ!み、見やがれっ!火は、移ったぞ!!」
ローソクを差し出すと、死神は顔を近づけて
「あらあら、本当にやってしまいましたね、そんなに生きたいですか?」
というと、
ふ~っと、火を吹き消しました。
ドタッ!
「お生憎様・・・、わたしはそこまでお人よしじゃないんですよ・・・」
Special Thanks 水無灯里さん!! あなたがいなければ、この噺はできませんでした m(_ _)m
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プロフィール
HN:
Yukariko
HP:
性別:
非公開
職業:
落語家勇者(外見は魔術師)
趣味:
最近は宝箱開けかな?
自己紹介:
通称:姐御
勇者候補として召喚されてから丸2年たちました。
未だに勇者としては「半チク」だけどいいもんね♪
モットーは「毎日楽しく遊べればそれでよし」
落語家勇者は今日も行く!
勇者候補として召喚されてから丸2年たちました。
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